助手:えーっと。動物が呼吸するときに必要な物質ですよね…?
白猫:そう、その“酸素”だ。
それじゃあ、その“酸素”は“酸素原子”のことを言ってると思うか?
助手:えっ…?“酸素”は………?
もしかして“酸素分子”…?
白猫:おっ!正解。
勘だけはするどい奴だな。
つまり、普段“酸素”って言っているものは、
正確には“酸素分子”という分子なんだ。
助手:なるほど。さっきの“水素ガス”は“水素分子”から
できているって話と同じですね。
白猫:そういうこと。
図で書くと次のようになるな。

助手:なるほど。
“酸素原子”の二つがセットになって“酸素分子”に
なっているんですね。
白猫:そういうこと。
つまり、“酸素原子”も“手”をブラブラさせて
いる状態ではなく、“握手”をした状態のほうが落ち着く。
つまり“酸素原子”ふたつが“結合”して、
“酸素分子”になっているってことだな。
白猫:よしっ。これで“水素分子”と“酸素分子”が揃ったな。
助手:えっ、ちょっと待ってください。
“水素ガス”は作ったけど、“酸素”は作ってないじゃないですか?
白猫:何を言ってるんだよ。
“酸素”は空気みたいなもんだろっ。
だからイチイチ作らなくても、空気を利用すればいいのさ。
助手:なるほど。それで“水素ガス”と“酸素”で何をするんです?
白猫:いよいよ、“化学反応”の話に入ろうってわけさ。
ここからが、STEP3の本題だぞっ。
はじめに
STEP0 なぜ化学が必要なのか
STEP1 原子のはなし
STEP2 分子のはなし
STEP3 化学反応のはなし
化学反応のはなし
化学反応させてみよう
水素のはなし
水素原子と水素分子
結合のはなし
酸素のはなし ←

化学反応って魔法?
化学反応の種明かし
化学反応のまとめ
もっと化学を……